WordPressでメディアをアップロードする際にアップロード上限に引っかかってしまった事は無いでしょうか?
最近は各レンタルサーバーでもアップロード上限は高く最初から設定されている事も多いですが、アップロード上限の変更が必要な場合もありますので以下を参考にしてみてください。
php.iniファイルで設定する方法
php.iniファイルとは、PHPの設定ファイルの事です。
既存でphp.iniファイルがある場合はファイル内に追記または内容変更をし、無い場合は新規作成で設定が可能になります。記述内容は以下となります。
upload_max_filesize = 512M
post_max_size = 512M
※以下は必要に応じて変更
memory_limit = 512M
- upload_max_filesize(アップロードされるファイルサイズの上限設定)
- post_max_size(POSTされるデータの上限設定)
- memory_limit(使用できるメモリの上限設定)
各設定は上記となりますが、
memory_limit >= post_max_size >= upload_max_filesize
となり、「memory_limit」や「post_max_size」が少ないと「upload_max_filesize」の数値を上げてもアップロード上限は変更となりません。必要に応じて容量を変更しますが、最大で2Gまでとなります。
php.iniファイルは、サーバーによっては管理画面での設定のみになる場合や新規作成が出来ない場合があります。各レンタルサーバーやサーバー管理者の指示に従い変更等するようにしてください。
また、「memory_limit」はPHPで使用するメモリ上限を変更するものになります。
実際のサーバーのメモリ(仮想メモリ含む)を超えた設定をしても、実際の数値を超えた設定にはなりませんので注意してください。
サーバーによっては「memory_limit」を変更する必要が無い場合や、変更が出来ない場合もありますので、各サーバーの使用方法を確認してください。
.htaccessファイルで設定する方法
.htaccessファイルは、ApacheなどのWebサーバーでディレクトリ単位でサーバーの動作内容を設定できるファイルとなります。Wordpressの場合はデフォルトではインストールしたルートディレクトリに設置されています。
FTPクライアントなどで変更、新規作成する場合は隠しファイル(設定ファイル)を可視化する設定がPC側で必要になりますので注意してください。記述内容は以下となります。
php_value upload_max_filesize 512M
php_value post_max_size 512M
※以下は必要に応じて変更
php_value memory_limit 512M
- php_value upload_max_filesize(アップロードされるファイルサイズの上限設定)
- php_value post_max_size(POSTされるデータの上限設定)
- php_value memory_limit(使用できるメモリの上限設定)
.htaccessでの変更や注意点もphp.iniでの設定と同じになります。
こちらも.htaccessファイルの新規作成や上記の変更が出来ない場合もあります。各レンタルサーバーやサーバー管理者に確認してみてください。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は、Wordpressでメディアのアップロード上限を変更する方法を解説しました。
いずれも扱いに注意が必要になるファイルとなりますので、必要に応じてプラグインで対応する事も可能です。