trim関数を使うと先頭や末尾の余分な空白(スペース)や、指定して文字列を取り除く事ができます。
今回はtrim関数の詳しい使い方を解説していきます。
trim関数の使い方
trim関数は、先頭や末尾の空白や文字列を取り除く事ができる関数です。
trim関数の基本h的な使い方は以下の通りです。
$text = ' trim関数 使い方 ';
echo trim($text);
// 実行結果:trim関数 使い方
上記のように先頭と末尾の空白(スペース)が取り除かれます。
スペース以外にもタブや改行なども取り除く事が可能で、詳しくは次項で解説していきます。
trim関数で取り除けるもの
trim関数で取り除く事が出来るものには以下のものがあります。
- 「 」:半角スペース
- 「\t」:タブ
- 「\n」:リターン
- 「\r」:改行
- 「\0」:null文字
- 「\x0B」:垂直タブ
※全角スペースは取り除く事ができませんので注意してください。全角スペースの取り除き方は次項で解説いたします。
全角スペースの取り除き方
trim関数で全角スペースを取り除く事は出来ませんので、mb_convert_kana関数で半角スペースに変換し、その後にtrim関数で半角スペースを取り除くことになります。
$text = ' trim関数 使い方 ';
$text = mb_convert_kana($text, "s", 'UTF-8');
echo trim($text);
// 実行結果:trim関数 使い方
mb_convert_kana関数については全角や半角の変換を行うmb_convert_kana関数の使い方【PHP】で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
指定した文字列の取り除き方
trim関数の第2引数に指定する事で、指定した文字列を先頭または末尾から取り除く事ができます。
使い方は以下のようになります。
$text = 'trim関数の使い方';
echo trim($text, "の使い方");
// 実行結果:trim関数
先頭だけまたは末尾だけ空白や文字列を取り除くltrim関数・rtrim関数
先頭だけ、末尾だけ空白や指定した文字列を取り除くには、それぞれltrim関数・rtrim関数を使用します。
ltrimの「l」はLeft(レフト)の「l」、rtrimの「r」はright(ライト)の「r」になります。
先頭だけ空白や文字列を取り除くltrim関数
先頭だけ空白や文字列を取り除くにはltrim関数を使用します。
$text = ' trim関数の使い方 ';
echo ltrim($text);
// 実行結果:"trim関数の使い方 "
$text = '123 ABC 123';
echo ltrim($text, "123");
// 実行結果:" ABC 123"
末尾だけ空白や文字列を取り除くrtrim関数
末尾だけ空白や文字列を取り除くにはrtrim関数を使用します。
$text = ' trim関数の使い方 ';
echo rtrim($text);
// 実行結果:" trim関数の使い方"
$text = '123 ABC 123';
echo rtrim($text, "123");
// 実行結果:"123 ABC "
配列へのtrim関数の使用方法
配列内の要素にもtrim関数を使用する事ができます。使い方は以下のようになります。
$arr = array(' ABC ', '123 ', ' ABC123');
$arr = array_map('trim', $arr);
var_dump($arr);
/*
実行結果
↓
array(3) {
[0] =>
string(3) "ABC"
[1] =>
string(3) "123"
[2] =>
string(6) "ABC123"
}
*/
上記で使用したarray_map関数とは、指定した関数を配列内の要素へ使用するための関数です。
trim関数を指定した事で、配列内の要素にtrim関数を使用し空白を取り除いています。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は、trim関数で空白(スペース)や指定文字列を取り除く方法と使い方を解説しました。
trim関数などの空白や文字列の操作は、Wordpressなどの動的出力や開発をしていたら使用する事がありますので、使い方を覚えておいてください。