他のサイトのソースを見ていた所、HTMLのドキュメント宣言がサイトによって微妙に違ったので気になって調べてみました。今回は、ドキュメント宣言の書き方について解説していきます。
HTMLのドキュメント宣言とは
ドキュメント宣言とはタグとは違い、HTMLの先頭に記述しそのファイルで使用されているHTMLのバージョンを示すものになります。
ドキュメント宣言が記述されていなければ、ブラウザ側で互換モードで表示され、HTML5のドキュメント宣言が記述されていると標準モードで表示されます。
ドキュメント宣言の例
ドキュメント宣言は以下のように記述します。最新のものから過去のものもいくつか紹介いたします。
HTML3.2
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2 Final//EN">
XHTML 1.0 Strict
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
HTML 4.01 Transitional
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
HTML5 / HTML Living Standard
<!DOCTYPE html>
※大文字か小文字かについては次項で解説いたします。
HTML5のドキュメントタイプ宣言は大文字と小文字どちらが正しいのか
結論から言うと、大文字・小文字の区別は仕様上無いためどちらも正しいようです。
どちらでもいいため、以下のような記述どれでも大丈夫です。
<!doctype html>
<!DOCTYPE html>
<!DOCTYPE HTML>
<!DOCtype Html>
上記のように、大文字と小文字が混ざっていても大丈夫です。
いろいろなサイトを見てみるとXHTMLの慣習もあり、一般的には!DOCTYPEを大文字、htmlを小文字で記述しているサイトが多い印象があります。ちなみに、Googleでは全て小文字で!doctype htmlと記述されています。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は、HTML5のドキュメントタイプ宣言は大文字(!DOCTYPE html)・小文字(!doctype html)どちらが正しいのか解説しました。
今回調べてみた所、昔のバージョンの記述を久しぶりに見て懐かしく思いました。今では短くて覚えられますが、当時は長くてとても覚えてなんていられなかったのを思い出しました(笑)