WordPressのおすすめプラグインや必須のプラグインの紹介として、必ずと言っていいほど目にする「WP Multibyte Patch」。
日本語サイトでは必ず入れておきたいプラグインですが、実際何をしているプラグインなのか、本当に必要なのかどうかと思う方も多いと思います。
今回は、Wordpressのプラグイン「WP Multibyte Patch」について解説していきます。
WP Multibyte Patchとは
WordPressは基本的にシングルバイト文字(1バイト)表示する英語が基準となっています。
プラグイン「WP Multibyte Patch」は、マルチバイト文字(2バイト以上)である日本語を使用する事で生じる事がある文字化けなどの不具合修正や強化をしてくれるプラグインとなります。
WordPress5.0より前のバージョンでは、デフォルトでインストールされていましたが、5.0からは自身でインストール・有効化をしなければいけなくなりました。
WP Multibyte Patchが必要な理由について
プラグイン「WP Multibyte Patch」が必要な理由としては、このプラグインをインストールしないで日本語を使用する事で以下のような不具合が生じる場合があるからとなります。
日本語の文字化け
WordPressを通して日本語メールを送信する場合や、ピンバック・トラックバックの使用時に文字化けを起こす可能性があります。
また、ファイル名が日本語のファイルが表示されない、アップロードやダウンロードができないなどの不具合が生じる可能性があります。
WP Multibyte Patchを使用する事で、文字化けを防いだり、日本語ファイル名をアップロード時に英数字に変換してくれたりなど、様々な場面での文字化けを防いでくれるようになります。
検索時に全角スペースを使用すると検索できない
WP Multibyte Patchを使用していない場合、検索時に全角スペースを使用すると全角スペースが1文字と認識されてうまく検索ができません。これは、サイト内検索でも管理画面内での検索でも同じとなります。
複数キーワードで検索する場合はスペースを使用しますが、全角スペースを使用する人も結構多いです。
WP Multibyte Patchを使用する事で全角スペースを使用して検索しても、半角スペースと同じ動作をするようになります。ブログ系などサイト内検索を利用する機会が多いサイトでは必須になるかと思います。
文字数を正確にカウントできない
ブログや一般的なサイトでも、記事一覧や抜粋などで文字数を指定して表示する事があります。
WP Multibyte Patchを使用していない場合、100文字と指定しても使用している文字種によって指定した文字数と違う結果になる場合があります。
WP Multibyte Patchを使用する事で、正確な文字数をカウントしてくれるようになります。
WP Multibyte Patchの使い方
WP Multibyte Patchは、基本的にはインストールして有効化するだけで、特に設定などをする必要はありません。
以下の画像のよに、管理画面の「プラグイン」→「新規追加」の画面で「WP Multibyte Patch」と検索して、「今すぐインストール」をクリックした後ボタンが「有効化」に変わりますのでそれをクリックするだけです。
設定は特に必要はありませんが、カスタマイズも可能となっています。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は、有効化必須のプラグイン「WP Multibyte Patch」の必要性について解説しました。
解説したように、日本語による様々な不具合を修正・強化してくれるプラグインとなりますので、日本語サイトではほぼ必須といっていいプラグインとなります。必要かどうか判断できない場合はとりあえず入れておくといった認識でいいかと思います。
