WordPressのダッシュボードにはいろいろな情報が表示されていますが、使用しない項目も多いかと思います。
そういった不要な項目は非表示にしてすっきりとしたダッシュボードにしてしまいしょう。
今回は、ダッシュボードの不要な項目を非表示にする方法を解説していきます。
※今回の変更にはfunctions.phpを使用します。functions.phpを変更する場合は、記述を間違ってしまうと画面が白くなり何も表示されなかったり、エラーが出てしまう場合がありますのでバックアップを必ず取るようにしてください。
ダッシュボードの不要な項目を非表示にする方法
WordPressのダッシュボードには以下画像のようにいろいろな項目が表示されています。

このダッシュボードの項目の中で普段使用するものは少ないかと思いますので、使用しない項目は非表示にしてしまった方がすっきりとして見やすくなります。
不要な項目を非表示にする方法としては以下の2種類があります。
- 画面右上にある「表示オプション」から不要な項目のチェックを外す
- functions.phpで非表示にする
この2種類の方法があり、簡単にできるのは画面右上の「表示オプション」で不要な項目のチェックを外す方法となりますが、この方法だと現在ログインしているユーザーごとの設定になってしまい、他のユーザーや新規で追加したユーザーなどにはこの設定は反映されません。
functions.phpで不要な項目を非表示にすると全てのユーザーで共通の設定をあらかじめ設定しておくことが可能です。(やり方によってユーザーごとに変更する事も可能です)
次項でfunctions.phpで設定する方法を解説していきます。
functions.phpで非表示にする方法
functions.phpでダッシュボードの不要な項目を非表示にするには以下のように記述します。
function custom_wp_dashboard_setup() {
remove_action('welcome_panel','wp_welcome_panel'); // ウェルカムパネル
remove_meta_box('dashboard_site_health','dashboard','normal'); // サイトヘルスステータス
remove_meta_box('dashboard_right_now','dashboard','normal'); // 概要
remove_meta_box('dashboard_activity','dashboard','normal'); // アクティビティ
remove_meta_box('dashboard_quick_press','dashboard','side'); // クイックドラフト
remove_meta_box('dashboard_primary','dashboard','side'); // WordPress イベントとニュース
}
add_action('wp_dashboard_setup','custom_wp_dashboard_setup');
上記のようにWordpress関数のremove_meta_box()で各項目を非表示にできますが、最初のウェルカムパネルを非表示にするにはremove_action()関数を使用します。このウェルカムパネルは管理者権限を持ったユーザーにしか表示されない項目になります。
上記の記述でダッシュボードの項目がすべて非表示になりますが、すべて非表示だと何も表示されていなく寂しい感じがするので「概要」の表示のみ、またはお好みの設定でいいのかなと思います。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は、ダッシュボードの不要な項目を非表示にする方法を解説しました。実際に使用するユーザーには余計な情報は混乱してしまう元になってしまいますので、不要な場合には非表示にしてしまった方がいいかと思います。