数値や金額の表示を3桁のカンマ区切りにする事はとても重要です。区切りがあるかどうかで、数値が大きくなる程読みやすさが段違いに違ってきます。
今回は、そんな時に使えるPHPのnumber_format関数を解説していきます。
number_format関数について
PHPのnumber_format関数は、引数に指定した数値を3桁のカンマ区切りに変換してくれる関数となります。
また、第2引数を利用する事で少数点以下の桁を追加して表示する事も可能となります。
基本的は構文はの以下のとおりです。
<?php
number_format($number);
?>
上記のように、number_format関数の引数に数値を指定する事で、3桁のカンマ区切りに変換したものが戻り値となって帰ってきます。
※戻り値は数値ではなく、文字列として帰ってくる事に注意してください。
使用例
次に使用例を解説していきます。
実際に見ていただいて方が早いかと思いますので、以下のコードをご覧ください。
<?php
$number = 1000000;
echo number_format($number);
// 実行結果:1,000,000
?>
上記のように、引数に入れる事で、とても簡単に3桁のカンマ区切りとして表示が可能です。
小数点以下の桁を扱う方法
次に、小数点以下の値を扱う方法を解説していきます。
number_format関数の第2引数に桁数を入れる事で、入れた桁数を小数点以下の桁として表示する事ができます。
<?php
$number = 1000000;
echo number_format($number,1);
// 実行結果:1,000,000.0
echo number_format($number,3);
// 実行結果:1,000,000.000
echo number_format($number,5);
// 実行結果:1,000,000.00000
?>
このように、第2引数に指定した数値が、小数点以下の桁数として表示されるようになります。
区切り記号を変更する
小数点以下を表すドットや、3桁ごとのカンマを、それぞれ第3引数、第4引数に設定する事で変更する事が可能です。
<?php
$number = 1000000;
echo number_format($number,3,'&','#');
// 実行結果:1#000#000&0
?>
小数点以下の記号が第3引数、3桁区切りの記号が第4引数となります。
この機能は使わないと思われたかと思いますが、海外の一部地域では、カンマは小数点以下、ドットは3桁区切りの記号となっている地域があるようです。その為、変更出来る仕様になっているかと思われます。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は、number_formatで数値を3桁カンマ区切りにする方法と注意点について解説しました。
数値を区切る事で、見やすさがまったく違いますので、適切に使用していきましょう。