meta要素のviewportの正しい書き方と詳しい解説【HTML】

最終更新日:

公開日:2024-08-20

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meta要素のviewportの正しい書き方と詳しい解説【HTML】

viewportとは、ウェブページを表示するPCやスマホなどのデバイスごとの画面表示領域の事を言います。
この画面表示領域の設定をするのがmeta要素name属性の値であるviewportとなります。
このviewportの正しい書き方と詳しい解説をしていきます。

viewport(ビューポート)とは

viewportとは、ウェブページを表示するPCやスマホなどのデバイスごとの画面表示領域の事を言います。
分かり難いのですが、簡単に言うと今見ている画面の範囲がviewportとなります

この画面表示領域の設定をするのがmeta要素name属性の値であるviewportとなります。
それでは、meta要素のviewportの詳しい内容を説明いたします。

viewportの書き方

まずはviewportの書き方です。headタグ内に以下のタグを記述します。

<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">

viewportである事を示すため、name属性には「viewport」を記述します。
content属性にはいくつかのプロパティがあり、上記では「width」と「initial-scale」があります。各プロパティにそれぞれ値が入っていますが、意味は以下の通りです。

・「width=device-width
width(横幅)を各閲覧しているデバイスに合わせる

・「initial-scale=1
ページを読み込んだ際の表示倍率を1倍に設定

上記の設定が推奨されているviewportのcontent属性のプロパティと各値となります。
widthやinitial-scaleの他にもプロパティはあります。各プロパティと設定できる値については次の項目をご覧ください。

content属性の設定

先程説明しました、content属性の内容はcontent=”width=device-width, initial-scale=1″が推奨されていますが、場合によっては他のプロパティや値を設定する事もありますので、各プロパティや設定できる値について説明いたします。

width

ビューポートの横幅を指定します。
最小値は200、最大値は10000。device-widthはデバイスの幅(100vw、100%)となります。初期値は980となります。
※ブラウザにより初期値は違う場合もあります。

height

ビューポートの高さを指定します。
最小値は233、最大値は10000。device-heightはデバイスの高さ(100vh、100%)となります。初期値は自動となります。

initial-scale

ページを読み込んだ際の表示倍率を指定します。
minimum-scale~maximum-scaleの範囲で設定できます。初期値は1となります。
※initial-scaleとminimum-scaleは同時に設定できません。

minimum-scale

ページをどこまでズームアウト(縮小表示)出来るかを指定します。
最小値は0、最大値は10。初期値は0.25となります。
※initial-scaleとminimum-scaleは同時に設定できません。

maximum-scale

ページをどこまでズームイン(拡大表示)出来るかを指定します。
最小値は0、最大値は10。初期値は1.6となります。
※アクセシビリティの観点から、拡大倍率は2や3以上が望ましいという意見もあるようです。当サイトでは初期値のままとしています。

user-scalable

ページのズームアウト(縮小表示)、ズームイン(拡大表示)を許可するかどうかを指定できます。
値yesかnoとなります。初期値yesとなります。

以上が各プロパティの説明となります。
content属性の内容はcontent=”width=device-width, initial-scale=1″が推奨され、このままでほとんど問題無くレスポンシブ化が出来ますが、場合によっては必要となりますので、覚えておいた方がいいかと思います。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
ビューポートの意味や設定方法・内容を覚えておく事で応用が効きます。ほとんどが推奨される内容で問題ありませんが、一度確認してみてください。

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当ブログ運営者 ヒデ

北海道札幌市在住のフリーランスでWeb制作を行っているヒデです。Webコーディング(HTML・CSS・JSなど)やWordpressのカスタマイズ等のテクニック、困った時に確認できる分かりやすい解説を目標にして情報を発信していければと思っています。

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