nth系の疑似クラスを使用したn番目(x番目)を指定する方法とまとめ【CSS】

最終更新日:

公開日:2025-04-11

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nth系の疑似クラスを使用したn番目(x番目)を指定する方法とまとめ【CSS】

CSSでn番目(x番目)を指定してスタイルを変更するという事は少なくありません。
そうした時に、オーソドックスな:nth-child()だけでは対処できない場合もありますので、いろいろなnth系の疑似クラスをまとめてみました。

基本的なソース

今回使用する基本的なHTMLやCSSは以下となります。

<ul>
    <li>1番目の要素</li>
    <li>2番目の要素</li>
    <li>3番目の要素</li>
    <li>4番目の要素</li>
    <li>5番目の要素</li>
</ul>
li {
    background-color: #F4F4F4;
}

CSSでは、その他にフォントサイズやpaddingなどの共通のスタイルを使用しています。
上記のCSSを使用したのが以下となります。

  • 1番目の要素
  • 2番目の要素
  • 3番目の要素
  • 4番目の要素
  • 5番目の要素

n番目の指定の方法は多くあります。
以下にその具体的な指定パターンをまとめましたので参考にしてみてください。

最初の要素

:first-child

li:first-child {
    color: #FFF;
    background-color: #333;
}
  • 1番目の要素
  • 2番目の要素
  • 3番目の要素
  • 4番目の要素
  • 5番目の要素

最後の要素

:last-child

li:last-child {
    color: #FFF;
    background-color: #333;
}
  • 1番目の要素
  • 2番目の要素
  • 3番目の要素
  • 4番目の要素
  • 5番目の要素

最初からn番目の要素

:nth-child(n)
※「n」には数字が入ります。

li:nth-child(2) {
    color: #FFF;
    background-color: #333;
}
  • 1番目の要素
  • 2番目の要素
  • 3番目の要素
  • 4番目の要素
  • 5番目の要素

最後からn番目の要素

:nth-last-child(n)
※「n」には数字が入ります。

li:nth-last-child(2) {
    color: #FFF;
    background-color: #333;
}
  • 1番目の要素
  • 2番目の要素
  • 3番目の要素
  • 4番目の要素
  • 5番目の要素

最初からx番目の要素まで

:nth-child(-n+x)
※「x」には数字が入ります。

li:nth-child(-n+3) {
    color: #FFF;
    background-color: #333;
}
  • 1番目の要素
  • 2番目の要素
  • 3番目の要素
  • 4番目の要素
  • 5番目の要素

最後からx番目の要素まで

:nth-last-child(-n+x)
※「x」には数字が入ります。

li:nth-last-child(-n+3) {
    color: #FFF;
    background-color: #333;
}
  • 1番目の要素
  • 2番目の要素
  • 3番目の要素
  • 4番目の要素
  • 5番目の要素

最初からx番目以降の要素

:nth-last-child(-n+x)
※「x」には数字が入ります。

li:nth-last-child(-n+4) {
    color: #FFF;
    background-color: #333;
}
  • 1番目の要素
  • 2番目の要素
  • 3番目の要素
  • 4番目の要素
  • 5番目の要素

最後からx番目以前の要素

:nth-last-child(n+x)
※「x」には数字が入ります。

li:nth-last-child(n+2) {
    color: #FFF;
    background-color: #333;
}
  • 1番目の要素
  • 2番目の要素
  • 3番目の要素
  • 4番目の要素
  • 5番目の要素

偶数の要素

:nth-child(even) または :nth-child(2n)

li:nth-child(even) {
    color: #FFF;
    background-color: #333;
}
  • 1番目の要素
  • 2番目の要素
  • 3番目の要素
  • 4番目の要素
  • 5番目の要素

奇数の要素

:nth-child(odd) または :nth-child(2n-1)

li:nth-child(odd) {
    color: #FFF;
    background-color: #333;
}
  • 1番目の要素
  • 2番目の要素
  • 3番目の要素
  • 4番目の要素
  • 5番目の要素

xの倍数の要素

:nth-child(xn)
※「x」には数字が入ります。

li:nth-child(3n) {
    color: #FFF;
    background-color: #333;
}
  • 1番目の要素
  • 2番目の要素
  • 3番目の要素
  • 4番目の要素
  • 5番目の要素
  • 6番目の要素

:nth-child()と:nth-of-type()の違いについて

各疑似クラスのパターンを紹介しましたが、これらの疑似クラスは同じ親要素内の「全て」の兄弟要素に対して有効となります。
同じ親要素の兄弟要素でも、指定した同じ要素だけを数える:nth-of-type()という疑似クラスも用意されています。
これは、:nth-of-type()の他にも、:first-of-type():last-of-type()など、今回紹介した疑似クラスの全てに用意されています。

指定した要素だけを数える:●●-of-type()との違いについて詳しくは、CSSの疑似クラス「nth-child」と「nth-of-type」の違いと使い方について【CSS】をご覧ください。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
今回は、nth系の疑似クラスを使用したn番目(x番目)を指定する方法とまとめを解説しました。
なかなか普段は使用しない疑似クラスもありますが、いくつか覚えておくとスムーズにコーディングが進みますので、この機会に覚えてみてください!

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当ブログ運営者 ヒデ

北海道札幌市在住のフリーランスでWeb制作を行っているヒデです。Webコーディング(HTML・CSS・JSなど)やWordpressのカスタマイズ等のテクニック、困った時に確認できる分かりやすい解説を目標にして情報を発信していければと思っています。プロフィールはこちら

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