PHPの演算子の種類と使い方について【PHP】

最終更新日:

公開日:2025-01-21

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PHPの演算子の種類と使い方について【PHP】

PHPを扱う上で必ずと言っていいほど使用する演算子ですが、演算子と言ってもかなりの種類があります。
すべての演算子を覚えておくのが理想ではありますが、種類が多いのでなかなか覚えておくのは難しいので、使用する際に参考に出来るように演算子をまとめてみました。

jQueryで使用する主な演算子については、if文などでよく使うjQueryの演算子について【jQuery】をご覧ください。

演算子とは

演算子とは、PHP内で使用される「+」や「」などの演算を表す記号の総称です。変数に代入する「=」も演算子の1つとなります。
演算子の種類はいくつもありますが、PHPでよく使用する演算子としては以下のものがあります。

  • 算術演算子
  • 加算子/減算子(インクリメント/デクリメント)
  • 文字列演算子
  • 代入演算子
  • 比較演算子
  • 論理演算子

これらの演算子を種類毎に以下にまとめましたので解説していきます。
すべてを覚える事は難しいので、使用する際の参考になれば幸いです。

算術演算子

算術演算子とは、加算・減算などの四則演算や除算、剰余、累乗などの計算を行うときに使用します。
算術演算子は代数演算子と呼ぶこともあります。

演算子 意味 使用例 結果
+ 加算 $a = 10 + 5;
echo $a;
15
減算や単行マイナス $a = 10 – 5;
echo $a;
echo -$a;
5
-5
* 乗算 $a = 10 * 5;
echo $a;
50
/ 除算 $a = 10 / 5;
echo $a;
2
% 剰余 $a = 10 % 5;
echo $a;
0
** 累乗 $a = 10 ** 3;
echo $a;
1000

加算子/減算子(インクリメント/デクリメント)

加算子と減算子は、変数の値を1ずつ加算(インクリメント)・1ずつ減算(デクリメント)する際に使用されます。
前置か後置かで加算・減算するタイミングが違ってきますので注意してください。

演算子 意味 使用例 結果
++[変数] 前置加算子 $a = 10;
echo ++$a;
11
[変数]++ 後置加算子 $a = 10;
echo $a++;
10
再度echo $a;で11
--[変数]
前置減算子 $a = 10;
echo
--
$a;
9
[変数]--
後置減算子 $a = 10;
echo $a
--
;
10
再度echo $a;で9

文字列演算子

文字列演算子は、文字列を連結させる為の演算子となります。

演算子 意味 使用例 結果
[変数] . [変数] 文字列の連結 $a =
"
Hello
"
;
$b =
"
World!
"
;
echo $a . $b;
Hellow World!

代入演算子

代入演算子は、変数にデータを格納(代入)する為の演算子です。
下記の使用方法の他にも、式や文字列など様々なデータを格納できます。

演算子 意味 使用例 結果
= 代入 $b = 5;
echo $a = $b;
5
+= 加算して代入 $a = 10;
$b = 5;
echo $a += $b;
15
-= 減算して代入 $a = 10;
$b = 5;
echo &a -= $b;
5
*= 乗算して代入 $a = 10;
$b = 5;
echo $a *= $b;
50
/= 除算して代入 $a = 10;
$b = 5;
echo $a /= $b;
2
%= 剰余して代入 $a = 10;
$b = 5;
echo $a %= $b;
0

比較演算子

比較演算子は2つの値を比較し、比較結果をboolean型で真(true)か偽(false)で返します。
主に条件分岐(if文)や繰り返し処理(for文など)で使用されます。

演算子 意味 使用例 結果
== 等しい $a == $b 型の相互変換後、$aと$bが等しい場合にtrue
=== 同じ $a === $b $aと$bが等しく、同じ型である場合にtrue
!= 等しくない $a != $b 型の相互変換後、$aと$bが等しくない場合にtrue
<> 等しくない $a <> $b 型の相互変換後、$aと$bが等しくない場合にtrue
!== 同じでない $a !== $b $aと$bが等しくないか、同じ型でない場合にtrue
< より小さい $a < $b $aが$bより小さい(未満)場合にtrue
> より大きい $a > $b $aが$bより大きい場合にtrue
<= 以下 $a <= $b $aが$bより小さいか等しい場合にtrue
>= 以上 $a >= $b $aが$bより大きいか等しい場合にtrue
<=> 宇宙船演算子 $a <=> $b $aが$bより小さいときに負の値、$bと等しいときに0、$bより大きいときに正の値を返す※PHP7.0以上

論理演算子

論理演算子は、比較演算子をより複雑にした条件式となります。
左辺と右辺の条件式を同時に比較したい場合などに使用されます。

演算子 意味 使用例 結果
$a and $b 論理積
$aと$bがtrue
$a = 10;
if($a > 5 and $a < 15)
true
$a && $b 倫理積
$aと$bがtrue
$a = 10;
if($a > 5 && $a < 15)
true
$a or $b 論理和
$aか$bがtrue
$a = 10;
if($a > 5 or $a < 5)
true
$a || $b 論理和
$aか$bがtrue
$a = 10;
if($a > 5 or $a < 5)
true
$a xor $b 排他的論理和
$aか$bどちらか片方のみがtrue
$a = 10;
if($a > 5 xor $a < 5)
true
!$a 否定
$aがfalse
$a = 10;
if(!($a > 15))
true

さいごに

いかがでしたでしょうか。
今回は、PHPの演算子の種類と使い方について解説しました。
よく使用する演算子を解説しましたが、他にもいろいろな演算子があります。すべて覚えるのは難しいので、よく使用するものだけでもどういったものか覚えておくとスムーズです。

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当ブログ運営者 ヒデ

北海道札幌市在住のフリーランスでWeb制作を行っているヒデです。Webコーディング(HTML・CSS・JSなど)やWordpressのカスタマイズ等のテクニック、困った時に確認できる分かりやすい解説を目標にして情報を発信していければと思っています。プロフィールはこちら

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