【一覧で解説】HTTPステータスコードについてとコード番号一覧

最終更新日:

公開日:2024-12-27

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【一覧で解説】HTTPステータスコードについてとコード番号一覧

Webサイトにアクセスした際に、「404」や「403」、「500」や「503」といったエラー表示を見た事があるかと思います。これらはHTTPステータスコードと呼ばれ、コード番号によってどんな問題が起こっているか確認する事が出来ます。
今回は、HTTPステータスコードについてとそれぞれのコード番号について詳しく解説していきます。

HTTPステータスコードとは

HTTPステータスコードとは、Webサイトを閲覧する際にブラウザからサーバーに送られたリクエストに対し、サーバーから返される3桁の数値の事をいいます。

よく見かけるコードとしては、ページが無い場合に表示される「404」エラーや、サーバーに問題がある場合などに表示される「503」エラーなどがあります。
これらのHTTPステータスコードは、エラーがあってWebサイトが表示されない場合はユーザー側にも分かるようにが画面に表示されますが、エラー以外のコードもあり画面に表示されないものも多数あります。

各コードにどんな意味・役割があるのかを、よく表示されるものだけでもきちんと把握しておくようにしましょう。

HTTPステータスコードの確認方法

先程述べたように、HTTPステータスコードは画面に表示されないもの多数あります。
そんなコードは以下のように確認する事ができます。今回はChromeを例に解説します。

画面上で右クリック→「検証」ツールを起動→下記画像の上部赤枠部分「ネットワーク」をクリックすると下部赤枠部分のようなステータスコードを確認する事ができます。

chrome画面上で右クリックし検証ツールを起動、ネットワークタブをクリックするとHTTPステータスコードを確認する事ができます。

※右クリックで「検証」ツールが表示されていない場合は、画面右上の3点リーダーアイコン(⋮)から、その他のツール→デベロッパーツールでも起動できます。

HTTPステータスコードの分類

HTTPステータスコードは番号によってそれぞれ意味が違います。
100番台から500番台までの大きく5種類に分類され、それぞれ役割が違います。

HTTPステータスコード コード内容
100番台 情報レスポンス
200番台 成功レスポンス
300番台 リダイレクション
400番台 クライアントエラー
500番台 サーバーエラー

このように何番台かで、どのような内容なのか分類されます。
HTTPステータスコードの種類は多いですが、何番台かでどのようなエラーが起きているかある程度分かりますので、よく見る番号は覚えておくと便利です。

HTTPステータスコード100番台(情報レスポンス)

100番台はリクエストに対して処理が継続されている事を表します。

100 Continue

暫定レスポンスとなり現状問題なく処理中で、継続してリクエストする事が可能
リクエストが完了している場合は、レスポンスを無視してもよい事を示す

101 Switching Protocols

サーバーは正しい処理をするためにプロトコルの切り替えをしている事を示す

102 Processing

サーバーはリクエストを受け取り処理しているが、まだレスポンスを提供できない(処理中)である事を示す

103 Early Hints

サーバーがレスポンスを準備している間、事前にリソースの事前読み込みを開始させたり、ページがリソースを必要とする元のサーバーに事前接続させたりする事を示す

HTTPステータスコード200番台(成功レスポンス)

200番台はリクエストが成功した事を表します。

200 OK

リクエストが成功したことを示す

201 Created

リクエストは成功し、新たなリソースの作成が完了した事を示す

202 Accepted

リクエストが受理されているが、まだ処理されていない事を示す

203 Non-Authoritative Information

リクエストされた内容が、ローカルやプロキシからの情報で信頼できない情報である事を示す

204 No Content

リクエストに対して返せるコンテンツが無い場合を示す

205 Reset Content

リクエストは成功しているが、ユーザーエージェントに対してリセットするよう返している事を示す

206 Partial Content

部分的にリクエストを受理している事を示す

207 Multi-Status

WebDAVの拡張ステータスコード
複数のステータスコードが含まれる場合を示す

208 Already Reported

WebDAVの拡張ステータスコード
クライアントのリクエストの重複を防ぐ為に使用

226 IM Used

WebDAVの拡張ステータスコード
サーバーがリクエストを正常に受理し、インスタンスに適用された1つ以上のinstance manipulationの結果を示す

HTTPステータスコード300番台(リダイレクション)

300番台はリダイレクトが発生した事を表します

300 Multiple Choices

リクエストに対して複数のレスポンスがあることを示す

301 Moved Permanently

リクエストされたURLが恒久的な変更をされた事を示す
レスポンスで新しいURLが返される

Webサイトやページが移転しリダイレクトをする際に用いられる

302 Found

リクエストされたURLが一時的な変更をされた事を示す
レスポンスで新しいURLが返される

Webサイトやページの一時的な移転のリダイレクトをする際に用いられる

303 See Other

リクエストに対する情報が他のURLに存在ケース
ユーザーをそこに誘導するようURLを指定し返信される

304 Not Modified

更新されていない事を示す
ブラウザキャッシュの内容を表示するため、最新の内容でない場合がある

305 Use Proxy

旧バージョンのHTTP仕様書で、リクエストされたレスポンスはプロキシーからアクセスしなければならないことを示す
現在は非推奨のステータスコード

306 Unused

HTTP/1.1 仕様書の旧バージョンで使用されていた、現在は使用されていないステータスコード

307 Temporary Redirect

一時的なリダイレクトを示す
302 Foundと同じ意味を持つが、ユーザーエージェントは使用するHTTPメソッドを変更してはならない点が異なる

308 Permanent Redirect

恒久的なリダイレクトを示す
301 Moved Permanentlyと同じ意味を持つが、ユーザーエージェントは使用するHTTPメソッドを変更してはならない点が異なる

HTTPステータスコード400番台(クライアントエラー)

400番台はリクエストが正しく処理できない事(クライアントエラー)を表します。

400 Bad Request

不正なリクエストである事を示す
クライアントのエラーとみなされるもの(不正なリクエスト構文等)のために、サーバーがリクエストを処理できない、あるいは処理しようとしない場合を示す

401 Unauthorized

アクセス権が無い、または認証に失敗を示す
ベーシック認証等でIDやパスワードが間違っている場合にも表示

402 Payment Required

デジタル決済システムで使用するために作成されたが、ごく稀にしか使用されておらず標準的な慣例は無し

403 Forbidden

リクエスト先へのアクセス権が無い場合などに表示

404 Not Found

リクエスト先が無い場合に表示
Webサイトやページが無い場合などに「404 Not Found」などと表示されるのが一般的

405 Method Not Allowed

サーバーがリクエストメソッドを理解しているが、無効にされているため使用できない事を示す

406 Not Acceptable

サーバー側が受付不可能な値(ファイルの種類など)であり提供できない状態を示す

407 Proxy Authentication Required

プロキシサーバーの認証情報が必要である事を示す

408 Request Timeout

リクエスト送信後のやり取りに時間がかかりすぎるための時間切れを示す
サーバー混雑時や回線速度が遅い場合などに表示される

409 Conflict

リクエストがサーバーの現在の状態と矛盾・競合している事を示す

410 Gone

「404 Not Found」と同様にリクエスト先が見つからない事を示す
ファイルが削除されたため、ほぼ永久的にWebページが存在しない事を意味する

411 Length Required

Content-Lengthヘッダーが無いためアクセスが拒否されている事を示す

412 Precondition Failed

サーバー側で適合しない前提条件が、クライアント側のヘッダーに含まれていることを示す

413 Payload Too Large

リクエスト内容がサーバーで定めている上限を超えている事を示す

414 URI Too Long

クライアントがリクエストした URI が、サーバーで扱える長さを超えていることを示す

415 Unsupported Media Type

リクエストされたデータのメディア形式をサーバーが対応しておらず、サーバーはリクエストを拒否したことを示す

416 Range Not Satisfiable

リクエストされた範囲が、リソースを超えるデータを要求している事を示す

417 Expectation Failed

Expectリクエストヘッダーで指定された内容がサーバー側と適合しないことを示す

421 Misdirected Request

サーバーが、リクエストのURIに含まれているスキームや権限の組み合わせに対してレスポンスを生成するよう設定されていない事を示す

422 Unprocessable Entity

WebDAVの拡張ステータスコード
リクエストは適正だが、意味が誤っているために従うことができない事を示す

423 Locked

WebDAVの拡張ステータスコード
リクエスト内容がロックされている事を示す

424 Failed Dependency

WebDAVの拡張ステータスコード
前のリクエストが失敗したため、このリクエストも失敗した(依存関係)事を示す

425 Too Early

サーバが繰り返し処理が発生される可能性のあるリクエストと判断したため、処理が出来ないと判断した事を示す

426 Upgrade Required

Upgrading to TLS Within HTTP/1.1の拡張ステータスコードHTTP/1.1にアップグレードが必要な為、サーバが処理できない事を示す

428 Precondition Required

条件付きリクエストが必要である事を示す
ロストアップデート問題を防ぐ

429 Too Many Requests

ユーザーが一定時間内に大量のリクエストをしたため、サーバーが処理を拒否している事を示す

431 Request Header Fields Too Large

リクエストしたヘッダーフィールドが大きすぎるため、サーバーはリクエストの処理を拒否している事を示す

451 Unavailable For Legal Reasons

ユーザーエージェントが政府によって検閲されたウェブページなど、違法なリソースをリクエストしている事を示す

HTTPステータスコード500番台(サーバーエラー)

500番台はサーバーがリクエストの処理ありエラーが出た事を表します。

500 Internal Server Error

サーバー内部で何らかの問題が起き、リクエストを処理できず表示できない状態を示す
例えば、サーバ―内のプログラムエラーや.htaccessの記述ミスなど

501 Not Implemented

リクエストメソッドをサーバーが対応していなく扱えない事を示す

502 Bad Gateway

不正なゲートウェイ
リクエストの処理に必要なレスポンスを受け取るゲートウェイとして動作するサーバーが無効なレスポンスを受け取ったことを示す

503 Service Unavailable

サーバーがリクエストを処理する準備ができていないことを示す
メンテナンス中や、アクセス集中での一時的な過負荷の際にも表示される

504 Gateway Timeout

ゲートウェイタイムアウト
サーバーからのレスポンスが時間内に受けられない事を示す

505 HTTP Version Not Supported

リクエストで使用した HTTP のバージョンにサーバーが対応していないことを示す

506 Variant Also Negotiates

サーバーに内部構成エラーがあることを示す
選択したバリアントリソースが透過的コンテンツネゴシエーション自体に携わるよう設定されており、ネゴシエーションプロセスが正しく終了しなかったことを示す

507 Insufficient Storage

サーバーで処理をするためのストレージ容量が不足している事を示す

508 Loop Detected

サーバーが陸説と処理中に無限ループを検出した事を示す

510 Not Extended

サーバーがリクエストを処理するために、リクエストをさらに拡張することが必要である事を示す

511 Network Authentication Required

ネットワーク認証が必要

さいごに

いかがでしたでしょうか。
今回は、HTTPステータスコードについてとコード番号一覧について解説しました。
改めて見るとたくさんのコードがありとても覚えられませんが、よく目にする主要コードだけはどんなものか覚えておくようにしましょう。

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当ブログ運営者 ヒデ

北海道札幌市在住のフリーランスでWeb制作を行っているヒデです。Webコーディング(HTML・CSS・JSなど)やWordpressのカスタマイズ等のテクニック、困った時に確認できる分かりやすい解説を目標にして情報を発信していければと思っています。プロフィールはこちら

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